スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。このブログに広告とか金儲けは入っていません。

介護の楽しい面

ここんとこ寒いですね。
きちんと寒さ対策しないとしんどいなぁ、なんて思っていたらちょっと暖かい日もあったりします。
今日明日はかなり寒いらしく、雨や雪も振るっていうし。

 

あの昨年の夏の暑さを思うと、私は寒いほうが好き。
愛車(ロードバイク)が故障してなかったら、こういう寒い日に走りたいです。
(快晴無風がベスト)
きちんと着ていけば自転車は自分で漕ぐからすぐ温まるし、保温性のあるタンブラーにコーヒーやスープなんて入れてくのもいいのです。

 

 


 

 

私は介護職員をやっていたことがあります。
今ドラマでやっている看護助手もやってました。
この二つの仕事は似ていて資格がいらないので、派遣会社では同じカテゴリーに入れられていることが多いです。

 

ある有料(有料老人ホームのこと)で働いていたときのこと。
節分の前の日になって急に、

スプーキーさん、明日鬼やって!

と言われてしまいました(もちろん本名で)。
鬼役の職員が急に来られなくなって、代役に指名されてしまったのです。
お面とこん棒は施設にあるので、真っ赤なスエットと、赤と黒のまだら模様の丈の長い海パンと、黒のタイツを自宅で用意。
(よくあったな、これらが自宅に)
アフロのカツラがあればパーフェクトだったのに、残念!

 

当日は先輩職員がそばについてくれて、まず各階の食堂へ行きました。
(視界が効かなくて、声も出しづらいから)
昼間に食堂で過ごす利用者さんは大体が元気で、私が入っていくと喜んでくれて。

悪い子はいねがー!!

ってちょっとふざけながら行くと、みんな盛り上がって豆を投げてきました。
(後片付けが楽になるよう、小さい袋に入った豆です)

うぎゃー! やられたー!

なんつって逃げていってね。

 

食堂を廻った後は、お部屋にいる利用者さんのところへ行きます。
急に入っていくと驚かせてしまうので、先輩が先に中へ入ります。
私は外で出番を待っていたのですけど、中で先輩が、

◯◯さん、今あの入り口から鬼が入ってくるから、豆を投げてね

なんて言ってるのを聞きながら、

「(『あの入り口から鬼が入ってくるから』って、なんてシュールな話……)」

と思ってました。
ここでも見事に鬼を演じきり、利用者さんは喜んでくれて、代役の思わぬ活躍で私の評判も上々でしたよ。

 

 

 

こういうレク(レクリエーションのこと)って楽しくて、日常的なのは歌ですね。
どこの施設にもカラオケマシンが設置してあって、みんなで歌うのです。
お年寄りはみんな歌が好きですから。
それに大声を出すことは運動にもなります。
私は声が大きくて歌も好きで、若い頃にはステージで歌ったりした経験もあり、更に両親から古い歌を沢山教わってきたので、利用者さん達の前で歌うのは得意でした。

 

一番人気があった歌は、『お富さん』です。

この歌は大ヒットして、私の世代だってみんな知ってますから。
歌舞伎を題材にしている歌だというのは、若い頃は知りませんでしたが。

 

若い女性職員の中には、人前で大声で歌うことができない人が結構いました。
恥ずかしい、歌は苦手、声が小さい、そういう人には難しいことです。
そういう職員さんが歌の仕事の日になると、私のところに代役をお願いしに来るのです。
それでよく、

スプーキーさん、歌得意でしょ? 代わってよ

って言われてしまいました(もちろん本名で)。
その代わりに、私がするはずだった排泄介助などをやってもらうわけです。

 

利用者さんは歌が好きでも、いきなり歌い始めることはありません。
奥ゆかしいのです。
だから私が前に立って、「次は◯◯を歌いますよー!」って言って大声で歌いながら手拍子をして、利用者さんを誘導してあげるのです。
誰かが歌いだせば、つられてみんな歌いだします。

 

大体三十分間くらい歌って、歌の会は終了。
排泄介助で個室を廻っていた職員さん達が戻ってきて、

スプーキーさんの声、奥の部屋まで聞こえたよ!

なんて言われてしまいました(もちろん(略))。

 

 

 

お年寄りとの触れ合いが楽しい、介護の仕事。
でも辞めていく人はあとを絶ちません。
私もその一人です。
その辺の事情はまたいつか。

 

 


 

 

なか卯の新商品、旨辛親子丼(¥490)を食べてきました。

辛いものが好きな私は期待して行ったのですけど、イマイチでした。
そんなに辛くなくて、ニンニクもそれほどでもなくて。
辛さとコクを少し増した親子丼、ただそれだけなんですよ。
中途半端な感じで、ただ柔らかくて均一で何を食べているのか分からなくなるような料理でした。
どうせなら激辛とか、特色を際立たせたほうが良かったのでは?

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。