スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。このブログに広告とか金儲けは入っていません。

『エンドレス時代劇』

昔々、仲間と集まってマンガを描いていたことがあります。
今風のアニメ絵じゃなくて、昔の少年マンガ誌をパロったような感じで、コピー誌も作ったりしてね。
一人、雑誌のマンガ賞に応募して佳作を取るくらいのがいて、彼の作品は本当に上手かったです。
私はアイディアは出るものの、一枚絵も描けるものの、一本のマンガを描くのは大変苦労しました。
今回はその頃に作った物語のシノプシス(粗筋)を書きます。

 

 

 

まずページ数が多いのは面倒くさいのでNG。
少ないページ数で一話にまとめないといけません。
マンガだけにオチがないとダメ。
私は神経質なので、短い物語でも整合性を求めます。
つまり、1ネタを膨らませて整える、一発勝負。

 

では物語に入りましょう。
舞台は江戸時代、正確にどの時代とかは無視して、時代劇の中の江戸時代。
リアリティ軽視です。
主人公は下町に住んでいる素浪人
名前はなし、必要ないです。
江戸の下町の長屋で一人暮らしです。
仕事は傘張りなどの内職。
最初は彼の朝からです。

 

1.素浪人、自宅の布団から起床、大あくび。

  「あ~あ、よーく寝たわい」

2.ご飯、目刺し、みそ汁で朝ごはん、ご機嫌。

  「今日も飯が美味い!」

3.素浪人が便所でかがんでいると、瓦版屋の声が聞こえる。

  「さあさあ、また辻斬りが出たよ! 買った買った!」

4.素浪人、便所の窓から瓦版屋に声をかけて、一部買う。

  「何々、また辻斬りか…… 物騒よのう」

5.傘張りの仕事を始める素浪人。

  「許せん、人の命を何だと思っておるのだ」

6.出来上がった傘を収めて、報酬を受取る。

  「いつもすまんのお」

7.食料を買って帰る。

  「これだけ買えば大丈夫」

8.晩ご飯は芋の煮っころがし。

  「うん、上手く出来た」

9.銭湯でひとっ風呂浴びる。

  「無事に一日が終わった、が……」

10.横になる。

  「(何かブツブツ言っている)」

11.突然ガバっと起き上がり、刀を手に取る!

  「やはり許せん!!」

12.夜の町を走っていく素浪人!

  「どこだ、どこにいる!?」

13.そこへたまたま通りかかったお侍さん、素浪人と向かい合う。

  「むう、お前が辻斬りか? そうなんだな? 許せん!」

  お侍さんをバッサリ斬り捨ててしまう素浪人!

  「ぎゃー!!」

14.家へ帰って布団に入る素浪人。

  「あースッキリした! 寝よっと」

15.(1.へ戻る)

 

- 完? -

 

マンガで「1.へ戻る」ってのがいいでしょ。
この物語、題して『エンドレス時代劇』。
一人の素浪人の生活がきちんと描かれていて、繰り返しても不足がありません。
素浪人をやってるくらいだから、大した人物ではないのでしょう。
でも正義感だけは人一倍、悪いヤツは許せません。
実際には自分が悪いヤツなのにね。
そういうナンセンス物語なのです。

 

こういうくだらない物語を考えるのが好きでね。
もうマンガを描く勢いはないですけど、物語を考えるだけなら楽しいです。
お粗末様でした~。

 

 


 

 

私はチャーハンが好きです。
うちで作りもしますし、お店でも食べます。
お店のチャーハンってみんな違っていて面白いですね。

中にはプロが作ったとは思えないチャーハンもありますが……

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。