スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。このブログに広告とか金儲けは入っていません。

飲食物の温度の話

これは周囲の人たちに言うと必ず引かれる話です。
私はスーパーでお寿司のパックを買ってきたとき、冷蔵庫で保存しておいて、食べるときにレンジでチンしてから食べています。
そう話すと聞いていた人は、

「え、お寿司を温めちゃうの!?」

って言って引くのです。

「やだー、温かいお寿司なんてー」

っていうのがよくあるリアクションです。
(一回「お寿司が腐っちゃう!」って言われたこともあります(笑))

 

分かってないですね。
私も別に、お寿司を熱々にして食べているわけではありません。
500wの電子レンジで30秒くらい加熱して、ほんのり温かい程度の温度にして食べているのです。
こうすることでお寿司全体が柔らかくなり、脂は溶けて香りも立ち、より美味しくなるのです。
(おむすびだって同じですよね)
ネットで調べると、この方法にプラスしてネタを水洗いするという方法もあるようですが、そこまでするのはさすがに面倒です。
(ワサビも流れちゃうし)

 

みなさん、回転寿司店でも立ち食い寿司店でもカウンターの寿司店でもいいですけど、職人さんが握ってくれたお寿司って食べたことありますよね?
そのお寿司って冷たかったですか?
冷たくはないですよね。
冷たいお寿司って、保存のために冷やしているのであって、冷たいほうが美味しいわけではないのです。
ちゃんとした寿司店で出されるお寿司は、冷たくなんてないんですよ!

 

まだの方は、一度試してみてください。
自分が今まで冷たいままのお寿司を食べていたことを激しく後悔するはずです。

 

これと同じ理屈が他にも応用できます。
例えばポテトサラダやサンドイッチや、スーパーで売られているお惣菜なんかも。
これらも作りたては冷たくなんてありませんから。

 

 

 

ワインに関しては私は素人ですけど、以前住んでいた街の酒屋さんから色々と教わっています。
その頃は「週末の晩酌はちょっと贅沢しよう」と思って、町の魚屋さんで冷凍されていないマグロを切ってもらったり、酒屋さんでワインを買ったりしていました。
私が最初に「ワインって何を買ったらいいのか分からないんですよねー」って言ったら、そこから親切に教えてくださるようになったのです。
これはスーパーでは中々できないことでしょう。

 

白ワインの場合は、冷蔵庫で冷やした温度で飲むのが常識です。
赤ワインの場合は複雑で、「どの銘柄はどの温度」みたいなのがあるのです。
さすがにそこまでは分からないし、そんなに高いワインは買えないし。
で、酒屋さんが言うには、基本的に2パターンがあるということ。

・二千円以下の赤ワインは、冷蔵庫で冷やした温度で飲む

・二千円を超える赤ワインは、冷蔵庫で保管して、飲むときに常温に戻す

こうなのだそうです。
(マニアの方なら異論反論もあるでしょうけどね)

 

安い赤ワインはタンニンが強く、常温で飲むと渋みや苦みを感じてしまいます。
それを冷やして飲むと、意外にこの渋みや苦みが抑えられて飲みやすくなるのです。
二千円を超える赤ワインの場合は、冷やしたままだと香りが立たず美味しく感じなくなるそうです。
そもそもが二千円以下のワインというのは品質的に劣るため、香りがどうこう言うよりも飲みやすさを重視すべしってことなんだとか。

 

そういえば昔見たドラマ「刑事コロンボ」の中で、ワインマニアが赤ワインをデキャンタに移している場面(デキャンタージュ)がありました。
高級な赤ワインなら、デキャンタージュしてから飲むのです。
そうすることで、

・ワインの中の澱(おり)を除去する

・空気に触れさせることで香りを立たせる

・空気によりワインが酸化してまろやかになる

という効果があるそうです。
ま、余程のことがないかぎり、庶民がそんなことしないですけどね!

 

ちなみに、うちで使っているワインオープナーがこちら。

スクリュープルというブランドの製品で、私は世界一開けやすいワインオープナーだと思っています。
(電動式を除く)
この長いアームがキモで、失敗したことは一度もありませんよ。

 

 

 

飲食物の話題なので、ついでと言ってはなんですが。
エスプレッソって高価なマシンを買わなくても自宅で淹れられるっていうのはご存知ですか?
(インスタントじゃないですよ)
うちにもありますけど、マキネッタという直火式のエスプレッソメーカーがあり、これは数千円で買えるのです。

 

例としてAmazonのリンクを貼っておきます ↓

Amazon.co.jp: マキネッタ

 

ヤカンのようにガスコンロで火にかけて沸かします。
中が分かれていて、下の部屋には水、真ん中の部屋には挽いたコーヒー豆を入れます。
火にかけると下の水が沸騰して、その蒸気が真ん中の部屋を通ってエスプレッソとなり、上の部屋に溜まるのです。
(ゴボゴボ言いだしたらできあがりです)
高価なマシンに比べると少し味は落ちますが、自宅で簡単にエスプレッソが飲めるのです。
朝の部屋にエスプレッソの香り…… なんとも贅沢です。

 

マキネッタは必要な量によって大きさが異なるので、買うときには大きさにご注意を。
「大は小を兼ねる」と思ってはダメです。
一人暮らしなら小さいもので十分で、1カップ用か2カップ用なら四千円台で買えます。

 

大体、貧乏なイタリアの家庭に高価なマシンがあるわけないのです。
イタリアの家庭ではマキネッタでエスプレッソを淹れて、洗剤を使わずに洗い、コーヒーの油分を徐々に染み付かせて味を良くするのだそうです。
これを「マキネッタを育てる」と言うのだとか。
(焼き肉かよっ!?(笑))

 

 

 

飲食物の温度の話を書きました。
温度でいうと器の温度っていうのも関係するのでしょうね。
きちんとした喫茶店だと、カップをお湯で温めたりしていますし。
出来上がった料理の温度と器の温度の差っていうのも、味に影響しているように思います。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。