今回も番外編です。
こないだ、よく行く町中華で。
狭いお店の入り口を入った脇に一台だけ券売機があって。
一人の男性が先にいたんだけど、券売機に不具合があったみたいで。
千円札を入れたのに、ボタンのLEDが一部しか点灯しないとかで。
前から不具合があったから、とうとうかと思って見てました。
それで店員さんが現金でオーダー受けますよってなって。
男性が千円札を出そうとお釣りのレバーを操作したら出てこなくて、ブザーが鳴り出して。
もう相当なポンコツだなぁと思って、思わず笑ってしまって。
「千円札、食われましたねぇ」
って。
そしたらその男性も振り返って、
「壊れてますよねぇ」
って笑いだして。
結局店員さんが来てくれて、その男性も私も現金でオーダーしました。
こういうときに怒ってしまって、後ろでため息を思いっきり吐いたりする人もいるじゃないですか。
でも、そうしたところで事態が好転するわけじゃなし、お店の空気が悪くなってしまうだけなのです。
大した問題じゃなし、昼飯を食うのが数分遅れる程度のことで一々怒るのもねぇ。
でも世の中、何だかセッカチな人が多い印象はあります。
その町中華はおばちゃん二人でやっていて。
ちょっとだけ見つけにくい場所にあって。
でも安いし味は美味いしでいいお店なんですよ。
こういうお店は本当に人に教えたくないのです。
（現状でギリギリ座れるくらいの混み方なので）
私はこのお店の炒飯が好きなんです。
安くて美味しくて量は十分で、たっぷりのスープとタクアン数切れと、日替わりのお惣菜が小皿で一品オマケされるのです。
炒飯だけでも他店より安いのに、このオマケが嬉しいじゃないですか。
それで毎回炒飯を食べていて、たまにご飯物が終わってしまったときには看板メニューのラーメンにして。
ある日、炒飯よりちょっとだけ高い焼肉丼というのを食べてみようと思いました。
大きめに切った豚肉と野菜を炒めて焼肉のタレを絡ませたものが丼飯の上に乗っていて、あとは炒飯と同じオマケ付き。
中々ガッツリなメニューです。
券売機で焼肉丼の食券を買って、カウンター席に座りながら食券を置くと店員さんが、
「あれ、炒飯じゃないの？」
するともう一人の店員さんが、
「毎日炒飯じゃ飽きるよねぇ！」
って。
バレてる（笑）。
普通のチェーン店では有り得ない、店員さんの軽いツッコミにこちらも笑ってしまってね。
こういうちょっとしたふれあいが楽しいのです。
ちなみにこのお店、カウンター席のみなのですけど、食事が終わったら食器を上に置いて、台拭きでカウンターを拭いてから出るのがマナーとなっています。
こういう小さい個人経営のお店だとよくある方式で、ホール係がいないからしょうがないのです。
それで安くメニューを提供してくれるのだから、全然文句なんてありません。
時々それをしないで出ていってしまうお客もいますが、知らない人だっているでしょう。
そんな場合は、次に座った人が片付けてあげてたりしてね。
本当、いいお店なのです。
実は私、もうすぐ勤務先が変わるのです。
同じ東京で別の街に通うようになって、このお店には当分行けなくなってしまいます。
お店の方々と折角仲良くなったのに、そして都心部でこういう安くて美味しいお店ってそうはないのに。
非常に残念に思っています。
それで、記事に書いて残しておこうと思いまして。
上に書いた理由で、お店の情報は一切載せません。
レポートになってなくて申し訳ない。
まぁ私が紹介しなくても、あのメニュー、あの混みようなら繁盛し続けるでしょう。
写真が一枚もないのも寂しいので、松屋のビーフカレーの写真を載せておきます。
今年1月にリニューアルされまして、非常に濃厚で辛さは控えめで、食べごたえがあるカレーです。
ちょっとクドいかな？
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
