スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。このブログに広告とか金儲けは入っていません。

体験・バイクシェアサービス

東京都心を歩いているとよく見かける赤い自転車。
あれって「バイクシェアサービス」と言って、レンタサイクルなのです。

東京だけではなく全国各地でやっています。
ドコモと自治体がタッグを組んでやっているようで、豊島区など都心なのに参加していないところもあります。
会員登録すれば、サイクルポート(自転車置場)にある自転車を借りて走ることができて、返すのはどこのサイクルポートでもOK。
料金はそれほど高くはなく、便利なサービスだと思います。
私、前からこのサービスに興味があって、ついに会員登録して使ってみたのです。
今回はそのレポートです。

 

必要なのはスマホアプリクレジットカードです。
料金は一ヶ月定額(¥2,200)と、一回会員(毎回¥165)というのがあり、それぞれ利用時間が30分間を超えると30分ごとに¥165がかかります。
定額の場合は毎回30分以内に返却すれば、追加料金はかからないということですね。
(一日パス(¥1,650)だけはコンビニで現金でも買えます)

今の職場の近くにポートがあったので、試しに一回会員として駅まで利用してみました。
まずアプリでポートに自転車があることを確認して、予約します。
ポートに行って、アプリに表示された番号を自転車のキーパッドから入力すれば、鍵が解除されて乗れるようになります。
そしてポートに自転車を置いて、鍵を閉めてボタンを押せば返却となります。
都心部はポートの数が多いですね。

 

 

 

この赤い自転車はとても重いです。
電動アシスト付きなのでしょうがないのですけど、ちょっとビックリです。
あと、結構ガタが来てますね。
このサービスは何年も前からやっていて、それなりに劣化しているのです。
私の借りた自転車は前ブレーキがほとんど効かず、後ろブレーキだけでした。
あと変速がスムーズにいかなくて、ちょっと怖かったです。
どうりで、利用するときには事前にチェックするよう書いてあるわけだ。
前の利用者がパンクさせてしまうようなことはあるでしょうけど、これはちょっとなぁ。
定期的に回収して整備しているイメージだったのですが、それほどきちんとはしていないのかもしれません。

 

走り出すと、非常にバランスが悪いことが分かりました。
私はロードバイクに乗り慣れているから、この自転車の酷さがよく分かるのです。
物凄く安いママチャリと同じで、スピードを出すと恐怖感はドンドン増していきます。
全力で漕いだら確実に事故りますね、こりゃ。
ハンドルがふらふらしてしまい走りを楽しむことは出来ませんし、疲れました。
ガタピシ音もうるさいし、最悪です。
もっとちゃんとしていると思ったのに、セコいなぁ。

 

駅の近くのポートに着いて、並んでいる自転車の横に自分の乗ってきた自転車を置いて、さて返却です。
まず鍵を自分で閉めてっと…… あれ、全然閉まりません!
手動で閉めるように書いてあるけど、びくともしないのです。
あれれ、困ったなぁ、スポークが干渉しているわけでもないし。
5分間ほど繰り返していたら、突然ガシャって閉まりました、謎……。
そしてキーバッドでボタンを押して、その上の液晶に「施錠」と表示されたのでOK。
ふー、一時はどうなることかと思いましたよ。
その後、食事して電車に乗って帰途に付きました。

 

 

 

電車で着席してスマホを見ると、何通かメールが来ていました。
バイクシェアサービスからのメールで、「登録完了」とか「レンタル開始」とかの他に、「返却が完了していません」というのも来ていて。
ええ? 施錠って出たけどなぁ。
まぁいいや、返したのは間違いないのだし……



段々と不安になってきて、ネットで検索してみました。
その結果、「返却完了」のメールを受信していないと返したことにはならず、ずーっと料金がかかり続けることが分かりました。
数万円取られてしまった人もいて、その人はサポートデスクに電話したところ、返却と施錠は確認できたけどどうにもなりませんとのこと。
最初から規約に「返却完了のメールを受信しないとダメですよ」と書いてあるので、利用者がいくら粘っても無駄なのだそうです。

 

ぎゃふん!

 

「まぁいいや」じゃダメだってことが判明したので、慌てて電車を降りて(折角座れたのに……)逆方向の電車に乗り換え、ポートに戻りました。
自分の借りた自転車のところへ行き、返却の手続きをやり直そうとしました。
間違って一回解錠してしまって、もう一度鍵を閉めようと思ったらまた閉まりません。
「またか!」と思って数分間粘って、どうにか鍵を閉めることが出来ました。
すると今度は、液晶表示部に「ポートの外だよ」という意味の表示が出ています。
おいっ! ここがポートだろっ! お前は○○かっ!
叫びたいけど叫んだって無意味です。

どうしようもないからサポートデスクに電話してみました。
でもまったく出ません、混んでいるのか人がいないのか。
このままじゃいつまでも返却できず、いつになったら帰れるのだろうか……
今度は悲しくなってきました。

 

するとそこへ、スタッフジャンパーを着た業者の男性が充電池の交換に来ました。
すかさず助けを求めて声を掛けたら、最初は無視するような態度でしたが、繰り返し声を掛けたらやっと話を聞いてくれました。
どうやらこれはよくあることらしくて、自転車を移動させるといいとのこと。
重い自転車をよっこらしょと動かそうとしたら、その男性が代わりに持って移動させてくれました。
(なんだ、悪い人じゃないじゃん!)
ポートには電波か何かで自転車の有無を察知するセンサーのようなものが設置してあって、それから遠かったりするとダメらしいのです。
男性が自転車を移動させてから表示部を見ると、ちゃんとポートにあることになっていました。
そして返却の操作もして頂き、私のスマホのアプリに「返却完了」と出ていることも確認して、「これで大丈夫ですよ」と言ってくれたのです。

やったー!

その男性にお礼を言って、やっと帰途につくことが出来たのです。

 

帰りの電車の中で返却完了のメール受信を確認して、退会の手続きをしてアプリをアンインストールしたのは言うまでもありません。
合計で二時間分の料金になると思います、でも放置していたら数万円ですから……
人を配置することで発生する人件費を抑えるために、無線による管理をしているのは分かります。
ただ、そのシステムが脆弱過ぎるように感じました。
自転車の鍵が閉まらないのも、急いでいる時には非常に困ることになってしまいますし。

 

 

 

後で検索してみたら、私のように苦労した人達の記事があるわあるわ。
バッテリーが上がって解錠できなくなって、サポートデスクに電話したら「自力でポートまで移動しろ」と言われてしまったとか、酷い話のオンパレードです。
(後輪を持ち上げたまま歩いて押していけということ)
とにかくトラブルが起こると「お客が悪い」となってしまうようです。
これはドコモが悪いというのではなくて、各自治体の管理運営に問題がありそうです。
うーん、折角いいサービスなのになぁ。
これじゃとてもじゃないけど、休日にポタリングを楽しむなんて出来そうもありません。

残念です。

別のレンタルサービスを検討してみますよ。

 

 


 

 

さて、今回はハイカロリーでデンジャラスなカレーを一つ。

すき家の「炭火焼きほろほろチキンカレー(¥690)」です。
947kcalとかなり危険なカレーですけど、鶏肉が軟らかくてとても美味しいのです。
たまーに食べたくなるんですよねー。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。