スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。このブログに広告とか金儲けは入っていません。

母の日は嫌い

連投で失礼します。

 

今年は5月14日(日)が母の日です。
私の亡き母(昭和一桁)は、母の日を嫌っていました。
テレビで母の日のニュースが流れたりすると、露骨に嫌そうな顔をしてました。
そして決まって言ったのが、
「母の日だけチヤホヤされて、364日間こき使われたんじゃ堪らないよ」
でした。

 

母の教えはこういうことです。

・家族はお互いが助け合い、感謝し合うもの
・日々の細かいことでも気にかけること

つまりは、毎日が母の日であり、父の日であり、子供の日なわけです。

 

うちの家族は日々そういう助け合いをして、助けられたら感謝をするということをしてきました。
家事は家族全員でやればよくて、決して母親一人の仕事ではないのです。
そうすることで、子供達が家事を覚えるという効果もあります。
男なら力仕事を率先してやるし、女なら細かい仕事を率先してやればいい。
出掛けるときにゴミがあることに気付いたら、気付いた人が出せばいい。
自分の靴を磨くなら、家族の靴も磨けばいい。
非常に効率的なやり方です。
そして自分のことを代わりにしてもらったら、きちんと感謝を伝えるのです。

 

更に書くと、家事ばかりが家族を想うことではありません。
「日々気にかけること」が大事なのです。
例えばお出掛けをして、お店で商品を見ているときに、家族の誰かがこういうのを好きだったなと考えるのです。
それをわざわざ買わなくても、こういうものをどこそこで見たよと話してあげるだけで十分です。
例えば帰りに寄ったコンビニで、家族が好きなものを見つけたら、一つでいいから買って帰るのです。
例えば旅行に行ったら、誰に何を渡したら喜ぶか、そう考えながらお土産を選ぶのです。
例えば花屋さんで花一輪を買って帰って、黙ってリビングに活けておくだけで、見た家族はホッとします。
常に頭の中を家族で一杯にするのではなく、頭の片隅にちょっとだけ置いておき、ちょくちょく思い出すという姿勢が大事です。

 

 

 

毎日をこういう風に過ごしていたら、母の日なんてどうでもよくなりますよ。
母親のことを何も手伝わず、自分はスマホをいじっているだけで後は全部お任せっていう人は、罪滅ぼしにカーネーションの一本もプレゼントしたほうがいいと思いますけどね(笑)。

 

 

 

うちのような家族の一員でいると、友達や恋人との付き合いも同じようになっていきます。
仲良くなれば好きなものや誕生日なんて自然と覚えるし、一緒に歩いていれば「疲れていないか」「お腹が空いてないか」と思うのです。
プレゼントを買うときに、何を買ったらいいかわからないということは有り得ません。
自分にとって大切な人は、自分の中でこういう扱いをしているのです。

 

自分が周囲の人達に助けられながら生きているのなら、自分がその人達にどう接していくのかは自然と決まることです。
こういうことを母は教えてくれました。
だから私はいつも母に感謝しています。

 

 

 

私は時々空を見上げて、天国の母は元気でやっているだろうか、なんて思います。

逆に母は私のことを心配してるでしょう。
出来の悪い息子で申し訳ないです。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。